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バイキング料理は 結局何を食べたか判らない。














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= 実に不真面目で 好い加減なワタシの鑑賞態度=


ところで今回は ワタシが如何に 好い加減な美術館見学をして来たかを お話したいと思います。

美術好きな方には とても恥ずかしくて お話できないような事なのですが・・




芸術の都パリですので そりゃもう パリには星の数ほど美術館がある訳です.

でも ワタシは人混みの中で絵を鑑賞することが苦手なので

どうにも美術館と聞くと あの人混みが思い出されて

パスしたい気持ちになってしまうのですね。




それでも 始めてパリに行った時には 一応ルーブル美術館なるものを観ておかねば・・と

行ったことは行ったのですが (モナリザ)をチョロット観て あとはグングンと

多くの傑作を素通りして 出口に向かってしまいました。

最後に(ミロのビーナス)の御尻が 丁度手の届く処に在ったので つるりと 

その御尻を撫ぜて  はい! これでルーブル美術館の鑑賞は終了!と

そそくさとルーブルを後にしてしまいました。










もう一つのオルセー美術館に付いては これは近代絵画の宝庫ですから 

こんなワタシでも 観たい気持ち満々でした。 

朝一番に行くと もう長蛇の列で ワタシにしては かなりの時間を頑張って入館しました。

ですが 元々 駅舎であったその広さは半端ではなく 作品の数も膨大なものです。 

考えた挙句 すべて捨てる事にしました。 つまりロートレックの部屋だけ観ることにしたのです。





そして すべて捨てた代わりに

ワタシは そのロートレックの部屋で ( 踊るジャンヌ・アブリル)に出会ったのです。

この ジャンヌ・アブリルは 当時のムーラン・ルージュの踊り子で ロートレックが人間的に

とても共感していた人で 一説には 娼婦と貴族の私生児だったそうです。




目の下には皺があり もう若くは無く 美人でもない この人を観ていたら

何だか涙が どっと溢れそうになってしまいました。

今までの彼女の人生や 生き様が そして そこはかと漂う彼女の知性などが 

一瞬に感じられたからです。




オルセーは この一作だけで満足よっ!と

ワタシは 又 スタコラサッサと 美術館を後にしたのでした。




 










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                                                     ( オルセー美術館 )

by summer-christmas | 2013-08-23 07:17 | Leica X1

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